すると横からガタガタ!と急に何かが落ちる音が聞こえ驚いて隣を見た。




「…何やってんの、松原」


「…〜〜っ」




その音の張本人は恥ずかしそうに顔を真っ赤にさせ「うるせぇ!」とわたしに怒鳴って来た。


真面目に勉強していたクラスのみんなも驚いて一斉に振り返ったから、それはものすごい羞恥だろうとわたしも悟った。




「ドンマイ!」


「うるせぇボケ!!」


「なんだよ、心配してやってんのに…」


「嘘つけコノヤロウ!!」




クラスのみんなからクスクスと笑われ、チッと舌打ちをこぼして椅子に座り直し机に伏せた。




「言うだけ言って寝やがって。あんたは勉強しないのかよ」


「あんたも人の事言えないでしょ」


「そうでした」