そして時が経つのも早いもので、いつの間にかテスト期間に入りクラスのみんなは必死こいて勉強している。
そんな中、わたしは必死こいてゲームをしている。おまけにイヤホンを付けて。
「ちょっとリリさん。あんた勉強しなくていいの?」
休憩がてら話しかけて来たえりにわたしは片耳のイヤホンを取り「うんいいの」と言った。
「いいのって…。ゲームはどうなってもいいの?いつも騒いでるくせに…」
「わたしには優秀な家庭教師サマが付く事になったのでね!おかけで死ぬ気で勉強してるよ」
「はっ?家庭教師?リリ…あんたとうとう現実と妄想が入り交じりだしたの?」
「そのかわいそうな子を見る目でわたしを見るのやめてくれる?妄想じゃねーし」
とうとう二次元に逃げたか…、って顔して哀れんだ目しないで。璃々さん泣くよ?