「うん、全然興味ない。だって」
「ゲームできないし、って?」
心を読まれたように、わたしの言葉を遮って言われ苦笑いした。
「そ。つまんないもん」
「リリってゲーム中心に動いてるよね」
「わたしの源だもん」
「でも僕、リリがゲームしてるところ1回も見たことないなぁ」
カズくんにそう言われ、そうだっけ?と首を傾げた。
確かに、言われてみればみんなの前ではゲームしてないかもなぁ。
「ゲームすると、何も喋らないよ」
「そうなの?敵にやられそうになったらすごい叫んでそうなのに」
「ラスボスに倒されたときは叫ぶね。お母さんにいつもうるさい!って怒られてるよ」
「やっぱり!ねぇ、今ゲーム持ってないの?僕もやってみたい」
「いいよ」

