「バカなこと言ってないで、今回は真面目にテスト勉強しなよ?あんたの大事なゲームのがかかってるんでしょ」


「!!!」




そうえりに言われてハッとした。


そうだ…えりの言う通り、今回は真面目にテスト勉強しないとわたしの命が……!!!




「えり!勉強教えて…!!」


「リリに教えるなら猿に教える方が簡単だわ」


「!?、なにそれヒドい!!」


「それくらいあんたはバカってことよ!!もっと真面目に勉強しなさい!!」


「うぐっ……」




第二の母はほんとうの母よりも怖かった…。


「大体ねぇ…!」とさらに続くえりの愚痴を右から左へと受け流し、再び机に項垂れた。




「ちょっと聞いてんのリリ!」


「聞いてるよぉ〜〜」


「聞いてないでしょおバカッ」