寧々さんとカズくんに見つめられながら、わたしは目を輝かせた。




「これ!このミルクティーすっごくおいしい!!」


「あら、そう?気に入ってもらえたみたいでよかった〜」




今まで飲んだミルクティーの中で一番おいしい!と興奮気味に言っているとふふ、と上品に笑う寧々さんとわたしの隣でクスクスと笑うカズくんに気づいて、一気に恥ずかしくなった。


うわ、わたしでかい声で何言ってんだ…!




「ご、ごめんなさい…」


「あら、なんで謝るのよ?」


「そうそう。リリの反応が面白くて笑ったわけじゃないから」


「へ……」




未だにクスクスと面白そうに笑っているカズくん。


そんなカズくんにホットコーヒーを差し出す寧々さん。


…なんかそんなふたりが絵になっててすごい綺麗…。




「リリの反応がかわいいなーって思って」