そう苦笑い気味に言うユーマに獅狼は「あ?」とほとんど相手にせずに返事をしていた。


そーだそーだ!ユーマの言う通りだよ!!たまにはいいこと言うじゃん、ユーマ!ほんとわたしの扱い方が雑い!




「もっとさあ、女の子に優しくするとか、ないのっ!?」


「はあ〜?どこにオンナノコがいるよ?」


「こ・こ!あんたの目の前にいるでしょ!?」


「おまえみたいなチンチクリン、女だとは呼ばねーよ」


「はあああん!?!?」




うははは、と笑う獅狼は「どこだ女の子は?」と周りをキョロキョロと見渡し始めた。


こいつ、ふざけてる!!ちょっとでもかっこいいって思った自分が憎い!!


……いや、でもほんとにイケメンなんですよね。3人とも。あ、カズくんはかわいいだけど。


ほんと絶対誰もが振り返るイケメン。




「(まあ…わたしにはゲームさえあれば全然いいんですけどね)」




だってゲームは裏切らないし!楽しいし!リアル男子はこいつみたいにみんな意地悪だし!!


あ、カズくんは別格なんだけど。超優しいしかわいい。