「悪気があったらこいつの頭ソッコー粉砕してるわ」
「いたたたたっ」
ものすごい握力で頭押さえつけられてるよっ!地味に痛いっ!頭握り潰される!!
「こらこら、落ち着いて」
「ほら、シロとリリって同じクラスじゃん?その話をしてたんだよ」
「あ?クラス?」
カズくんのおかげでやっと離された頭を撫でながら、カズくんの後ろに回り込み抱きついた。
獅狼やっぱ嫌なやつ。わたしの大事な頭を…!!
まあ、主にゲームの内容しか入ってないような残念な頭なんですけど。それでも大事じゃん!?
「…クラスがなに?」
急に声のトーンが低くなり、えっと驚いた。
えっ、待って?なんか、さっきより機嫌悪くなってね…?え、なに、わたしのせいなの!?
「いやぁ、リリがシローとおんなじクラスだってことを認めないんだよ」
「…なんじゃそりゃ」

