もう夏休みかぁ…。こうして1年あっという間に過ぎて行くんだなぁ…。
「年は取りたくないなぁ…」
「黄昏れてないでプリント取ってくれる?」
ポス、と顔面にプリントを押し付けられそれを受け取る。
そこにはさっきも聞いた言葉がトコロ狭しとびっしり並んでいた。
…同じこと何回も言わなくてよくね?
「夏休みどうしよっか」
えりが体を少し後ろに反らせて、プリントで口元を隠しながらそう聞いてきた。
「どうするって?」
「遊ぼうよ。ついでに課題もとっとと終わらせなきゃでしょ」
「えり、バイトあるじゃん」
「バイトない日に遊べるでしょ?」
「まあ、それもそうか」

