公園につくと、獅狼は「ちょっと待ってろ」と言ってみんながいるであろうたまり場に小走りで向かって行った。
あーあ、また心配かけて…みんなに迷惑かけて…。わたし何やってんだろうなあ。困らせたくて、こんなことをしたわけじゃないんだけど…。
「お待たせ」
そう言って獅狼の手の中にはふたつの缶が握られている。
「お前はミルクティーでいいだろ」
「……ありがとう」
ぽい、と投げられたミルクティーの缶を受け取りそっと俯いた。
「…みんな、怒ってなかった?」
「あ?…別に怒ってなんかねぇよ」
獅狼はぶっきらぼうにそう言って、コーヒーのプルタブをぱかっと開ける。
「……」
「……」

