「言い訳は寧々のとこに言ってから聞くよ」




またにっこりと笑って「おら行くぞ」と、ヤクザさながらのようにわたしを連行する獅狼。


あれ、今日連れ回されてばっかだな。あ、いつもか。




「し、しろう!」


「……」


「しろーってば!」


「うるせぇ…」



獅狼が明らかに怒っているのはわかる。連絡を途中で途絶えさせたわたしが悪いのもわかる。


でもだからって何も告げられずに寧々さんのところにいろって言う方も言う方だよ?




「…言い訳なんてしないよ。わたしが悪いってこと、ちゃんとわかってる」


「……」


「それでも、獅狼の言うことをきかなかったのはちゃんと理由があるから」




わたしがそう言うと獅狼はゆっくりと足を止め、わたしの方に振り向いた。


その目は明らかに「その理由ってなんだ」って言ってるように見えた。