「いやいやありえないよ」
「なんで言い切れるのよ?」
「だってただ一緒にいるだけだもん」
笑いながらわたしがそう言うとえりは冷めた目つきでわたしを睨み、また溜め息をついた。
え、なに。
「ノーテンキね」
「え?ええっ?」
あんたといるとストレス溜まるわ、と額を抑え疲れた表情をするえり。
ストレス溜まる!?なんで!?
「ていうかあんた…、今日はKINGの人達のところに行かなくてよかったの?」
いや…正直えりに無理矢理連行されたようなもんなんだけど…。
「うん、まあ…大丈夫だよ」
まあ獅狼を無視して来たようなもんだから…獅狼にはきっと怒られるだろうけど。ていうか、絶対。

