そして大体40分くらい並んで、やっと手に入れたクレープを片手にベンチに座った。
「やっと念願のクレープが食べられる!」
「…よかったですネ」
えりはクレープ片手に嬉しそうに笑って一口かじった。
そしてその目はさらに輝きが増した。
「おいっしい〜!」
「はぁ…」
「これは40分並んだかいがあるわ!」
わたしはえりの言葉を半信半疑に、手に持っているクレープを食べた。
「んっ!?マジでうまい!」
「でしょ!?やっぱあそこのクレープはハズレがないわ…」
これならいくらでもパクパク食べられる!
フルーツの甘さが強調されてて、生クリームに負けてない。これは確かに40分並んだかいがあるわ…。

