“今日はいつもの公園にいろ”


いつも通り簡素なメッセージ。きっと今日公園に行ったところで寧々さんと1日喋って終わり。


別に寧々さんと喋るのが嫌なわけではないけれど、カズくんやユーマや獅狼がいないと…なんだかつまらないと感じてしまう。


だから、今日は行きたくない。と返事をすればすぐに獅狼からの返事がきた。



“は?なんでだよ”


なんでって…。




「鈍い!」


「は?何が」




また思ってることを口に出してしまい、携帯を見ていたえりが不思議そうな顔でわたしを見てきた。




「さ、最近携帯の動きが鈍くてさ〜」


「あ〜ずっと使ってるとそうなるよね」




えりは特に何も言わずそのまま携帯をいじっていた。


あ、危な…。えりは鋭いからな…気をつけなきゃ…。


ふぅと息をついてたところをえりに見られていたなんてわたしは知らなかった。