「……松原、おまええ!」




ゲームを一時停止させて、わざとぶつかってきたであろうそいつを睨み上げた。




「なあ、死んだ??」


「うるせー!死んでねーよ!!」


「なんだ、死んでねぇのかよ」




つまんねえな、と吐き捨ててわたしの隣の席に座るそいつ。


松原とは2年になって仲良くなった…、というか同じゲーム仲間だ。


わたしはこんなやつを“友達”だとは認めないがな!!!




「おまえ、それどこまで行った?」


「あ?…あー、F5あたり」


「はっやくねえ!?俺まだD3だよ…」


「おっそ!!」



はっ!ヘタクソ!、と鼻で笑ってやれば悔しそうに眉間にシワを寄せた。


あーあ、かっこいい顔が台無しですよオニーサン。