「え〜だって、わたしにばっか気使ってちゃみんなが楽しめないでしょ?わたし元々来る気なかったし」
「それでも!せっかくテストよかったんだから。近場でもいいから行かない?」
「そうそう。せっかく新調した水着も台無しになっちゃうよ?」
えりと律ちゃんに諭されて、仕方なくそのへんを探索することに。
松葉杖で歩くの、結構めんどくさいんだけどなぁ…。まあいいか。せっかく来たんだし。
「ちょっと探索して、そのあと海行こっか」
「そうだね〜。海入るのにちょうどいい気温だし」
「おいあれ見ろよ!カキ氷売ってんぞっ」
カキ氷の旗を見つけた瞬間、子供みたいに走って行く松原。そのあとを追い掛けるように清水くんが走って行った。
ガキかよ…。
「俺ブルーハワイ食べようかな!」
「じゃあ俺メロン」
「あたしもブルーハワイ」
「私イチゴ〜!」

