銀髪男を無視して、ふたりと話しているとつまらなそうにけっと言葉を吐き捨てた。



「…で、買い物して帰んなきゃいけねーんだろ?」


「へ…?」


「へ、じゃねぇよ。さっきおまえのお母さんめっちゃ怒ってたろ」




あ!そうだ!早く帰って来いって言われて……。


そこでハタ、とあることに気づく。なんで…さっきお母さんの電話にあんたが出たの?




「この辺に住んでる人はシローを知らない人、いないからね」


「早い話、シロが出てた方がよかったわけよ」




わたしの思ったことがわかったように説明してくれるふたりにわたしは驚いた。


えっ…もしかしてエスパー……?




「璃々ってホンットわかりやすいよねぇ」


「まあ、そんなとこもかわいいんだけど!!」




そう言ってにやけ顔でわたしに抱きつこうとしてくるユーマくんをわたしは華麗に避けた。


うるさいです黙ってください歩く18禁さん。