そしてあの綺麗な景色を見てからしばらく歩いた頃、やっと頂上についた。
長い道のりにやっと、ゴールが見えた。
「やった〜〜頂上だ〜〜ゴールぅ〜〜」
「いやいや、まだ下りもあるからね」
「でもいい景色だな〜」
えりと律ちゃんと頂上からの景色を見ていたら、先生たちが配っていた紙パックのお茶を男子が貰ってきていた。
「ありがと〜」
「ほらよくそ霧谷!」
「一言余計だくそ松原!!!」
ぽいっと投げ捨てられたわたしのお茶。ニヤニヤと余裕ないやな笑みを浮かべて自分のお茶を飲む松原。
くっそむかつくなあの体力バカ!!!
「いや、でもここまでの道のり結構長かったな」
「そうだね〜。まだ下りもあるし、戻る頃にはもう夕方だね」
「わたしそろそろゲームやりたいなぁ」

