「…お前に関係ねぇだろ」
「!…あっそ」
もう、ここまで関わっておいて今更関係ないって…なにそれ。しかも自分から巻き込んでおいて…。
そりゃわたしにも否はあるけどさ、関係ないってひどくない?
そのあと、獅狼と喋ることなくわたしは合宿場所につくまでずっとイライラしながらゲームをしていた。
「───合宿初日のテストは午後16時半から開始します。それまで各々勉強するように」
先生からそう指示されると各自決まっている部屋に入る。
同じ部屋のえりや律ちゃんは机を出して勉強をする体勢に入っているが、わたしは床に寝転がってゲームをひたすらやっている。
それに気づいたえりが溜め息をついてわたしのお尻を叩いてきた。
「もー、リリ?勉強!」
「がんばって」
「何言ってんの!今回はみんなで遊ぶって約束したでしょ?」
勉強しなきゃゲーム取り上げるよ?、と珍しく怒った表情をするえり。

