みんな笑いすぎじゃない?冗談とはいえさすがに傷つくよ?? 「チッ…。キモい声出してんじゃねぇよ。帰んぞ」 「あら?獅狼、送って行ってくれるの?」 「…お前が送ってけって言ったくせに何言ってんだよ」 「誰に口聞いてんだよお前」 「………」 寧々さんの低い声にわたし自身も驚き、目をパチクリとさせているとぐいっと腕を引っ張られた。 「行くぞ」 「え…あ、ま、また明日…!」 獅狼に引きずられるままお店の外に出され、いつもの帰り道をとぼとぼと歩く。 「……なんか、不思議だね」 「は?」