くっと肩をすぼめれば、カズくんが面白そうにクスクスと笑った。
「リリ、ほんとに暑そう」
「いや暑そうってか暑いんだよ、ほんとに」
離れて〜、と言えばカズくんは「やだ〜」とさらにすりついてきた。
だんだん汗かいてきた…。
「寧々さん、冷たいミルクティーおかわりで…」
「りょーかい」
寧々さんはにっこりと笑っていつものミルクティーを手際よく作ってくれる。
ああ〜〜いいにおいする〜〜。ほんと寧々さんのミルクティーは飲みやすくて美味しい。
「で、なんの話してたの?」
カズくんは「更に暑くなった」と言ってわたしの隣にちょこんと座った。
うわぁ、その話ぶり返さないでよぉ…。

