クスクスとえりに笑われて、ますますワケがわからなくなった。
「なに?なんの話?どうゆうこと?」
「ん〜?」
「まあそのうちわかる日が来るよ、リリちゃん!」
清水くんにそう言われ、ますます頭の上にハテナが浮かんだ。
そのうちわかるって?たぶんそのうち忘れてると思うから特に気に留めないけどさ…。
何なんだろう…。なんか自分だけわからなくて除け者にされてる気分…。
「あーもー、お前らほんとうっせぇ!」
「思春期だものね」
「うるせえ!オネェ口調になってんじゃねぇよくそ清水!!」
そう言って清水くんとじゃれ合い始める松原。清水くんはヘッドロックされてるわりに顔は楽しそうで、ほんとに仲がいいんだなぁと純粋に思った。
うるさいけど。
「班決まったか〜?」

