「んだと、ゲームオタク」


「あらわたしには最っ高の褒め言葉だわ」


「……」




おほほほ、と笑っていれば獅狼は心底つまらなそうな顔をした。




「?、なによ」


「…別に」


「??」




急に突っかかってこなくなった獅狼を不審に思いつつ、カズくんとユーマが来てないことに気づく。




「ねぇ、カズくんとユーマは?」


「あ?…さぁな、そのうち来んだろ」


「何それ…テキトーな…」




わたしがさっきまで座っていた青いベンチにどすん、と座りそっぽ向くと静かに隣をぽんぽんと叩いた。


……え、なにそれ、そこに座れって?