愛してるって言ってみたい。

「おう。あのさ、なんかあったら……言えよ。」

「わかってるよ。」
あたしがそう言って、立ち上がろうとした時。

____ ぎゅっ。


「え……?」

「大丈夫か?」


「あ、うん。大丈夫だよ!」

あたしがそう言うと、春季君はまた少しだけ微笑んだ。

この笑顔が皆好きなんだよね。きっと。

……この優しさは誰も知らないと思う。

好きになっちゃいけない。
あたしなんかが隣にいれるような存在じゃない。

……でもこのドキドキ。なに?これ?

恋?あたしは恋したことないからわかんない。恋した時の気持ちが。

……でも多分。これ。好きっていう気持ちだと思う。春季君に対しての。

「てか、お前。」


「ん?」

「好きな奴、いんのか?」

「え、わからない。」

ものすごくドキドキした。

「なんだそりゃ。まあ、お前恋したことないもんな。」
春季君は笑いながら話す。

「酷いなぁ!」
あたしも笑った。

そんな時。

「誰か来ているのー?」

保健室のドアの方から先生らしき人の声が聞こえた。