愛してるって言ってみたい。

「はいはい!」

制服に着替え終わり、歯を磨き、顔を洗う。
それからパンを食べ、いつものように自転車に乗り学校へ猛ダッシュする。

「はぁー…。はぁー。」
学校に着き、下駄箱まで行くと肩で息をした。

「おはよう、季薇。」

「ああ、朱利。おはよ。」

季薇はいつもとは違うニコニコな笑顔をあたしに見せた。

「どうかした?」
あたしが聞くと朱利は、

「今日、春季君と2人で帰るの。」

「あたしと、勇気君はー?」
ふざけて話すと朱利はふふっと笑った。

「季薇は、前にサボったHRの時に勝手に決まっちゃった委員会があんの。勇気君は部活。だから、春季君と2人なの。」

……ちょっと、待って?委員会?勝手に決まった?

……えぇ!?

「なによ!委員会って!」

「あたしらが、サボった時に三船の推薦で委員長は季薇に決まったんだって!」


「うそぉ…。」

「頑張れ!」

とか言いつつ、笑ってるじゃん。朱利ぃー。

「とりあえず、教室に入ろうよ。」