ディバインストーン 1


右手に、真っ黒な剣が握られていた。
いや、握られているというよりは
どちらかというと・・・

「剣が・・・生えた?」

『正確には、腕の形を変えて剣にしただけだたがな。よし、行くぞ。』

そう言うと、ハルートは右手の剣を構えた。

『近いな。このフェンスの向こうだ。
覚悟決めろよっ!』

「わかってる!」

姿を変えた右手が大きく反動をつけながら振り下ろされた。
右手がフェンスに吸い込まれるように見えた刹那、見るも無残に対象を引き裂いた。