手に入れたいのはお前だけ。




「ん……っ」



その瞬間、落ちてきた甘いキス。



あの日以来の二回目のキスは、あの日よりも熱を帯びていて、とろけてしまいそう。



机についていた手もだんだん支えられなくなって、思わず深高くんのシャツを掴んだ。



今までに恋という恋をしてこなかったあたしは、こういうキスも深高くんが初めてで。



どうしたらいいかわからない。



「千澄、口、あけて」



「…………っ」



言われたままに口を開けると、深高くんの舌が入ってきてあたしは目を見開いた。