手に入れたいのはお前だけ。





……いいんだろうか。



だけど、ここまで来たんなら楽しみたいっていうのがあたしの本音。



きっと由くんは、嫌だっていいながらも付き合ってくれる。そんな人。



「……っていうか、なんでこいつらがいるわけ?」



あたしの横を見て、ますます顔をしかめる由くん。



そうなんです、このデートには。




「いいじゃん。由たちだけ海とかずるいって」



「ちょうど海に行きたかったの」



なぜか海で遊ぶ気満々の茂木くんと忽那さんも一緒に来ている。