雲ひとつない青空、照りつける太陽がまぶしてくてあたしは目を細める。 潮風があたしの垂らした横髪をさらっていく。 ……なんて、海水浴日和なんでしょう!!! 電車の中で海が見えた瞬間から上がっていたテンションを継続させて、由くんの手を引っ張る形で来てしまった。 海に!きてしまった!! そんなあたしとは正反対で、海を見つめて由くんは顔をしかめた。 「行きたいとこって、よりによって海かよ……」 「え、由くんいやだった?」