「千澄ちゃんからしたら面白くないんでしょ」 「そ、そりゃもちろんだよ……」 あんな美人で性格もいいって噂しか聞かないような子がライバルなんて。 いくら彼女の立場だからって、安心なんかしてられない。 いざ一対一の戦いになったら負けちゃうかも……。 「でも、俺からしたらラッキーだな」 「え?」 あたしの机に肘をついていた茂木くんが、笑顔であたしを見る。 「千澄ちゃんの弱みに付け込むチャンス」 「え」 弱みって……っていうかそういうのを本人に直接言っちゃう茂木くんって。