手に入れたいのはお前だけ。




由くんの机に椅子を近寄らせて、頬杖をついて由くんを見ている。



キラキラとした瞳はまさに好きな男の子を見ているような目で。



ふたりはまるで恋人同士みたいに見える。



「……あのさ、他のやつに聞いてくれる?」



「わたしは深高くんに聞きたいのよ」



冷たくされても、まったくひるむ様子もなく。
女の子は笑顔を崩さない。女の子の鏡だ。



この子、知ってる。



忽那 薔子(くつな しょうこ)



可愛くて性格もよくて、欠点がない。
この学園でも有名な女の子。