手に入れたいのはお前だけ。




「じゃーとりあえず、完璧じゃないところを各自でやっていきますか」



わからないところが出たら質問タイムね、と茂木くんが仕切る形で勉強会が始まった。



大きなテーブルを囲んで、長いところに由くんとあたし、向かい側に美喜ちゃん。



あたしの隣のテーブルの短い方に茂木くんが座った。



みんなが黙々と教科書とプリントを見ている中、あたしだけ手を止めて教科書を食い入るように見る。



今見ているのは数学なんだけど。




わからないところがわからない。