手に入れたいのはお前だけ。




「……なんでよりによって俺の家なんだよ……」



「あれ、由って人を自分ちに入れない主義だっけ?ごめん忘れてた」



本気で謝っている様子もなく、そう言いながらも茂木くんは靴を脱いでズカズカと部屋に上がっていく。



「あ、おい奏太!」



その後ろを慌てた様子で由くんが追いかける。



なんだかんだ仲良いところを見ると安心するんだ。



「……ねえ、あたしお邪魔だった?」



3人の事情をしっかり美喜ちゃんに話したから、遠慮というより楽しそうにそう言う。