手に入れたいのはお前だけ。




「千澄ちゃんが言いたいことが何なのか、わかった」



再び黙り込んだあたしに、茂木くんはひとりごとのように話し始めた。



「たしかに俺は、いろんな女の子と遊んでる。千澄ちゃんが知らないような、いろんなことをしてるよ」



聞きたくなかったことを、ひとつずつ丁寧に。



思わず耳を塞ぎたくなる衝動を、なんとか抑える。



「俺はそれで楽しかったし、相手の女の子たちもそれでもいいって言うから。だから一緒に遊ぶんだ」



「………………」



「でも女の子ってわがままだよね。いざそういう関係になると、わたしだけを見てって言うんだ」