手に入れたいのはお前だけ。




そうしているうちにも、男の子の手はどんどん進んでいく。



やだよ、助けて。


あたしはどうしたらいいの。



どうしていいかわからず、あたしはぎゅっと両目を閉じた。



そのとき。



「千澄!!!!」



思い切り扉が開いて、大好きな人の声が聞こえたんだ。



気づけば目の前に男の子が倒れていて、あたしはぎゅっと抱きしめられていた。



「千澄大丈夫か?!」



初めて見た慌てた様子の深高くんの姿と、今までの恐怖からかあたしは大きく何度も頷いた。