―――ガタン… ついに始まった、ワクワクのジェットコースター。 持ち手をギュゥと握り目を輝かせながらあたしは乗っていた。 暗闇から光の指す方へとゆっくりと動いていく。 …――――ジェットコースターを乗り終え、あたしたちはベンチに座っていた。 「お前…あのあと三回も乗るとか、バカだろ」 ぐったりとしている蒼くんがあたしを若干睨みつつ言ってきた。 「楽しかったじゃんかぁ!」 「ホント、ジェットコースター好きとか似合わねえ」 「好きなものは好きなんだもーん」