そんな蒼くんにドキッと胸を高鳴らせながらも、子猫のように蒼くんのあとを追った。 ――電車に乗って、数分。歩いて数分。 そして、蒼くんはあるところの前で足を止めた。 「ここ」 「ぇ、ここって……… 遊園地??」 あるところとは、遊園地。しかも、最近人気のところだ。 でも、なんで? 「誕生日プレゼントは?」 「ああ、あれ嘘」 う、嘘…!?