―――次の日。今日は日曜。蒼くんとデートの日だ。 「……うん。偽りのあたしらしい、かな」 昨日選んだ服を着て、部屋にある鏡に映っているあたしを眺めた。 淡いピンクのストライプ柄のワンピースに、肩があいていて前がしばってあるロゴが入っている白の短T。 髪はお団子ではなく、高めのポニーテール。リボンがついているシュシュをつけて、あたしは鏡の前で一回転をした。 「変、じゃないよね…」 自分で見ても、イマイチわからない。 この姿で蒼くんの隣に立ってもいいのかな…? ―――少し、不安。