土曜日の夜、蒼くんから二回目のメールが来てそこには『10時に』とだけ書かれていた。 そういえば時間、言われてなかったなぁ…。 ていうか、メール一言だけって...。 服は……どうしよう。可愛いコーデにしようとは思ってるけど、あたしセンス良くないしな…。 クローゼットを全開に開き、あたしが持っている服を一着一着真剣に見ていった。 「……これでいっか」 眠くなったあたしの目はもう半分閉じている。 最終的に適当に決めた服をクローゼットから出し壁にかけて、ベットに倒れてそのまま寝てしまった。