敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~






 蒼くん…?





 彼女はそう呼んでから、蒼くんのところへ駆け寄り抱きついた。





「!」





 え…どういうこと?







 二人は、どういう関係なの?








「久し振り、蒼くん!!


 背、また高くなった?






 今日ね、仕事オフなの。だから遊びに来ちゃった♪」








 腕を緩め、見つめ合うような体制になる。




 明るいトーンの声があたしの耳に嫌にはっきり聞こえた。