敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~









 ―――ざわ…







 カメラ音と女が神亀の3人を呼ぶ声がなくなり、今度は男の歓声が廊下から聞こえた。




 何もすることがなく下ばかり見ていた顔を、ようやく上げた時。








 ここに入って来たのは、美人な女子でした。





 胸元まである、ブロンドの艶のあるウェーブがかかっている髪。


 大きい茶色の瞳。


 オシャレな服に身を包んだスタイル抜群なあの人。







 あれ…?あの人、どこかで……。





「ねえ、あの子って……いちごちゃんじゃない?」



「え、嘘!あのモデルの?」





 さっきまで騒いでた女がコソッと会話していたのを盗み聞きした。