「寄り道ぃ?」




「あぁ。…アイツに似てるやつがいて、な」




「…なるほどねぇ」





 葉に寄り道のことを少し詳しく言うと、葉は数回頷きながら納得した。






「ほっとけなかった、というわけか?」



「まぁ、そんなとこだ」






 ノートパソコンをいじっていた涙に蒼は曖昧に答えた。





「ていうか、碧人は寝てんのか?」



「お昼寝中だよぉ」





 蒼の質問に葉がフフッと可愛らしく微笑みながら答えた。