「やっと雷輝と戦える」 「あたし、強いよ?」 「俺も強いぜ?」 手合わせするのは初めてだね。 前はできなかったんだよね。 ウズウズする。早く、戦いたい。 「かかってきなよ」 「ここはレディーファーストで」 「プ、なにそれ」 あたしは笑いながら言った。 その笑顔も消え、集中して“本気”の顔になる。