「望空!!!!」 学校を出ようとしたとき、蒼くんに名前を呼ばれて足を止めた。 「俺、お前のことが………!」 「待って!!!!」 あたしは全部言葉を聞き終わる前に、言った。 「あたしたちがまたココに戻ってくるまで、言わないで……」 聞きたい。ホントは聞きたい。けど、待ってて。 今聞くと、変われない気がするから。