敵恋カンケイ。~双雷VS神亀~





 言わないと伝わらない。あたしは学んだんだ。





 だから、今も言わなきゃ。











「…あたしは、戦いたくないよ」











 俯きながら、あたしは言った。





「は?どういうことだよ」





 蒼くんはあたしの言葉に驚いた。









「あたしにとって……ここにいる全員が大切な仲間なの!友達なの!



 だから、戦えない…。



 トップ争いっていう大事な戦いだってことはわかってる。

 けど、本気を出せないの……」