「南にある廃校した中学校のグラウンドは? あそこ、人通りも少ないしいいんじゃない?」 「あー…あそこか。いんじゃね?」 「賛成」 「いいですよ」 「なんでもいい」 そして決まった場所を望空が書いた。 「――これを送れば、準備OKだな」 「――ウズウズしてきた」 「――トップ争いがやっと終わんだな…」 「――全国NO.1になりましょう」 「――あたしたちは双雷。大丈夫。勝てるよ」 はりきっている四人とは裏腹に少し暗い表情で言った望空。