やっと動かした足で地面を蹴るように歩く。 重い扉を開け、あたしは中へと入った。 中は外とは比べ物にならないくらい涼しかった。 下っ端のやつらがもう結構いて、わやわやしてた。 「あ、お久しぶりっす!」 「やっほ」 「こんちわ!!」 「こんにちわ~」 もう午後14時。 時計を見て時間を確認したあたしは、軽く挨拶を流しながらも二階の奥の部屋へと向かった。