その日の夜9時、心織は一通のメールを送信した。 ------------------------------ From:野々塚心織 To:花宮いちご 件名:一緒に。 ねえ、いちご。 もう一度、やり直そう? 大丈夫。いちごなら。 わたしもいるから。 だから、新しい一歩を踏み出そ? ------------------------------- (いちご……わたしの思い、届いてる?)