その日の夜9時、心織は一通のメールを送信した。








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 From:野々塚心織

  To:花宮いちご


 件名:一緒に。





 ねえ、いちご。


 もう一度、やり直そう?




 大丈夫。いちごなら。


 わたしもいるから。






 だから、新しい一歩を踏み出そ?






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(いちご……わたしの思い、届いてる?)