ガチャリと開かれた扉から入ってきたのは、ママだった。 『望空…だいじょ――――――なにやってるの!!』 手首を切ろうとしていたあたしを見て、血相を変えたママはあたしからカッターを取った。 『なんで、こんなことしようとしたの!』 『…だ、だって………生きてる意味なんて、ないから』 『仁奈ちゃんが亡くなったから?』 ママの質問に、あたしは頷いた。 『だったら、尚更…生きなさい』