休み時間、聞こえるのはうるさい一軍女子の笑い声。 泣きそうな顔の仁奈を見て、笑ってるんだろう。 聞きたくない。 聞きたくない。 聞きたくない。 あたしは聞こえる度に、耳を塞いだ。 仁奈をいじめないで。苦しめないで。 助けてあげたい。 でも、あたしも同罪なんだ。 あたしも仁奈をいじめてるのと、同じなんだ。 見て見ぬフリばかりしている、意気地なしなんだ。