バレた。……蒼くんに、バレてしまった。 あたしの、秘密が―――――― 「っ、はぁ…はぁ……」 涙が次から次へと流れてくる。 あたしは、走って走って走った。蒼くんといちごちゃんから離れるように。 たどり着いた先は、屋上だった。 どうして?どうしてクリアが、あたしの秘密を知ってるの? もう、わかんない…。このまま、飛び降りたら楽になるのかな…? 「ふぇ……っ」 蒼くんに嫌われたかと思うと、涙が止まらなかった。